仕事でも家庭でも、ついキレてしまう。
そんな「キレる自分」に嫌気がさしている。
こんなお悩みはありませんか?
悩まれている方にとっては、なかなか変えられない辛い問題だと思います。
しかし実は「キレる」を改善するための対処法はいくつもあるのです。
そこで今回は、今日からでも実践できる効果的な3つの対処法をご紹介します。
「キレる自分」とサヨナラして、心穏やかな毎日を手に入れてください。
キレやすい人の特徴
まず、キレてしまうという方は以下のような特徴があります。
- 怒りや悲しみ、悔しさなど、一見「ネガティブ」な感情を表現せず心の中にしまい込みがち
- 人からの言葉や態度を無意識のうちに
「責められている」
「軽んじられている」
「押し付けられている」
「決めつけられている」
など、自分がイヤだと感じる意味に受けとめやすい - 何をきっかけにしてキレてしまうのか、自分でもいまいち把握できない
思い当たるものはありますか?
これらは誰しもがある程度は体験することです。
しかし「キレやすい人」はその度合いがとても強いのです。
では、こうした状態を改善するためにできることを具体的にみていきましょう。
1.日々感じる感情を小出しに表現して解放する
日々の生活で感じている感情は、なるべくその場その時に言葉にして表現するようにしましょう。
もちろん、相手や状況によってはその場でうまく言えないこともあるでしょう。
そんな時には無理に直接伝えようとせず、紙に書いたり独り言としてつぶやいてみるなども有効です。
定期的に感情日記をつづったり、信頼できる人に心の内を聴いてもらうのも良いですね。
要は、今どんな気持ちを感じているのかに自分で細かく気づくこと。
そしてその感情というエネルギーを「書く」「話す」という方法によって感じたうえで、体の外に出すことが重要なのです。
感情はエネルギーです。
「気持ちを溜めこむ」という言い方は、比喩ではなく物理的な真実なのです。
表現され、解放されるはずの感情エネルギーを心と体に溜めこむと、実際に堰き止められたエネルギーで体は重く、気持ちは澱んでいってしまいます。
常にスッキリとした気持ちで穏やかにいられる人は、心身のエネルギーを健全に解放し、循環させているのです。
エネルギーを体の外に出すという意味では、ジョギングやヨガ、絵を描くことなども効果的です。
ただストレスを感じるたびに、ストレス源に働きかけることなく、全く関係のないスポーツなどで発散することは、根本的な改善にはつながりません。
少しずつでもいいのです。
相手が誰であっても、自分の素直な気持ちを伝えることを意識していきましょう。
2.自己認識を見直し、自分を大切な人として扱う
キレやすい人は、他人からの言葉や態度を無意識のうちに
「責められている」
「軽んじられている」
「押し付けられている」
「決めつけられている」
と受けとめやすいものです。
実はこれは他人ではなく自分自身の投影。
このような態度を自分が自分にしていることの表れなのです。
長所よりも短所を、上手くいったことよりもヘマをしたときのことを思い出しては自分を責める。
自分の能力や人柄を過小評価したり、決めつけたり、他人が負うべき負担まで買ってでて自分に押し付けたりする。
こんな前提があると、人から何か言われたりされたりしたときに、これらがとっさに思い浮かんで反応してしまうのです。
もっと自分に甘く、寛大になりましょう。
ヘマをしたり、何かがうまくいかなくても、自分を責めなくていいのです。
自分を過小評価したり、他人の分まで負担を抱え込んだりしなくていいのです。
むしろ大切な人にしてあげたいと思うような、優しくてポジティブな言葉かけや行動を自分自身にしてあげてください。
「自分を愛する」とは抽象的な言葉ですが、具体的な言葉かけや行動で自分を大切に扱うことは、いつでもできるセルフ・ラブの表現です。
「こういうとき、一番大切な人にはどんなことをしてあげたいかな。どんな言葉をかけたいかな」
と考え、それを自分自身にしてあげてください。
自己愛と自己認識を高めることは、ストレスの軽減に大いにつながります。
3.キレるトリガー(引き金)に気づく
キレるパターンを断ち切るためには、まず何がトリガーとなってキレるのかに気づくことが大切です。
トリガーは、特定の状況や言葉、人の行動など、自分のなかに反射的に怒りや不安、不満、恐怖などを引き起こす原因です。
何がトリガーになっているかは人によりさまざまです。
例えば、子どもの泣き声、パートナーのため息、矢継ぎ早に質問されること、脱ぎ散らかしてある洋服を見ること、集中している時に話しかけられること、などなど。
こうしたトリガーに対して、「責められている」「軽んじられている」「押し付けられている」「決めつけられている」と無意識的に感じていないでしょうか。
もしあなたが特定の相手やその人の言葉、行動などに、反射的、感情的に反応していることに気づいたらしめたものです。
そこまでのやりとりを振り返って、相手の言葉や行動をどう解釈していたか、考えてみましょう。
トリガーとそれに対する反応のパターンに気づけると、一歩引いたところから客観的に自分を眺めることができるようになります。
すると、トリガーがもつ別の意味や理由にも気づけるようになります。
上の例でいえば、
「彼のため息は私を責めて当てつけていたんじゃなくて、本当にただ疲れていただけなんだな」
といった別の可能性も考えられるようになるのです。
このように、トリガーを特定できると自分の反応のクセに気づき、冷静に状況判断ができるようになります。
客観的な自己観察が成功のカギ
ここにご紹介した方法は、自己観察の3つの方法とも言えます。
少しずつでも今の心の状態と、物事のとらえ方や反応のクセに気づく。
そして自分を大切な人として思いやりを持って接する。
これを続けることで、自分に優しいラクなあり方ができるようになり、「キレる私」にサヨナラすることもできるようになるでしょう。
ここで紹介した以外にも、より専門的な技術によって「キレる」を改善することが可能です。
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