自分を認めるセルフトーク ~「キレる私」をやめる方法②~

こんにちは。雨宮です。

さて、今日は前回に引き続き「キレる私をやめる法」。

具体的なやめる方法についてお話します。

いくつかある方法の中でも、今回はもっともカンタンな「セルフトーク」についてです。

とてもカンタンですから、今日から使えますよ。

外でのイライラを家に持ち帰って、ついご主人やお子さんにキレてしまい自己嫌悪に苦しむ。

もう少し穏やかに家族に接することができるようになりたい。

そんな方はぜひ参考にしてみてくださいね。

セルフトークとは

私たちは毎日、心の中で自分自身と話しています。

これを「セルフトーク(自己内対話)」と言います。

たとえば一日中家にいて誰とも話していなくても、頭の中では常になにか喋っていますよね。

その単語数はなんと一日4万語に及ぶという研究もあります。

そんなに喋っているなら、できるだけポジティブな言葉を使えば良い影響がありそうですね。

でも中にはこのセルフトークによって、自分にダメ出しばかりしている人がいます。

「掃除できてないな。時間の使い方が悪いんだな。もっと効率的にやらなきゃ」

「最近ご飯も手抜きだし…疲れているとはいえ、このままじゃマズイ」

「あんまりいい主婦とは言えないなぁ、私…」

「お義母さんに見られたらなんて言われるか…」

と、こんな感じです。

こうしたセルフトークはほとんど無意識的にくり返す「脳内口グセ」になっていることが多いですね。

ちゃんと毎日生活できているし、頑張っていることだっていろいろあるのに、つい足りない所が目について自分の悪口ばかり呟いてしまう。

こうした自分の揚げ足をとるようなセルフトークをくり返していると、気分が落ち込み、無力感を感じやすくなります。

すると「足りない自分」「できない自分」への怒りが湧いてきて、わざわざ自分をイライラした状態にしてしまうんですね。

そして実は心の奥底では、「頑張っているのに認めてくれない自分」にも怒っているのです。

さてこんな状態の時に、例えばご主人が仕事から帰ってきて

「疲れた~。いや~仕事は疲れる。今晩のメシは~?」

などと言いながら、靴下やネクタイをポイッと脱ぎ捨てて無造作にその辺に置いたとしたら、あなたはどんな反応をするでしょうか。

きっと心の中で

「また部屋を散らかして…片付かないのはそもそもこの人のせいだし!」

「疲れてるのは私だって同じ。自分ばかり働いてるみたいな言い方して」

「どうせ‟手抜きメシ”だと思ってるんでしょ!たまには家事を手伝ったらどうなのよ!」

と、とっさに脳がしゃべりませんか?

これは言ってみれば、それまでに自分でイライラの下地を作っておいたので(笑)、ちょっとした刺激が加わるとドッカン!と大きな怒りになって、相手にぶつけてしまうのです。

またこの心の声はご主人の言葉を、自分で「これじゃマズイ」と思っていることに絡めて受け取っています。

ご主人の方は

「疲れた。仕事は疲れる。夕ご飯のメニューは何だろう?」

と口にしただけで、一言も奥さんを責めていません。

でも奥さんの方は、自分が「ダメだなぁ」と自覚しているところを刺激されたと感じるのです。

つまり怒りが湧いてキレそうになっている時、人は心の奥で「責められている」「認めてもらえていない」と感じていることが多いのです。

これ、自分が自分を責めてばかりで認めていないことを、そのまま他の人にも投影してしまう心のメカニズムなのです。

自分を認め、ねぎらい、感謝しよう

ではこんな時、どんなセルフトークをすると怒りの爆発を防げるのでしょうか。

それは

「自分自身の存在や行動、心がけを褒め、自分でねぎらいと承認の言葉をかける」

という方法です。

たとえば

「多少効率的でなくても、忙しい中でちゃんと掃除しようと思っている私はエライ!」

「少しずつだけど実際に掃除も頑張っているし、何もかも完璧にできなくたって大丈夫」

「少しくらい汚れたてたって死にはしないし、全部私がやらなきゃいけない訳じゃない」

「お義母さんは確かに立派だけど、私には私にしかない大らかな良さがある」

「家事を完璧にこなすために私が存在するわけじゃない。家族と楽しい時間を笑って過ごすことの方が大事だし、私の幸せも大事」

などですね。

ふだんから自分に優しい言葉をかけて、自分の存在や行動を認め、ねぎらいましょう。

そしてイライラを自己生産せず、ストレスが溜まりづらい状態にしておくと良いのです。

そうすれば、自分へのダメ出しを他の人に投影して責められているように感じることも少なくなります。

さらにセルフトークでもう一つ大切なのは、

「怒っちゃダメ!キレちゃダメ!」

と自分に言わないこと。

怒りを禁止しないことです。

人は「これやっちゃダメ!」と言われると、そのダメなことを意識してしまうもの。

「努力逆転の法則」によって、やめようと自分を抑えれば抑えるほど、反動が出た時には「爆発」「キレる」という形で怒りを表現してしまいます。

ですからむしろ

「怒りたくなったら怒っていいからね。ムリに抑え込むのはやめようね」

と自分に言ってあげることで、気持ちに圧をかけるのを避けると良いです。

さらにもっと効果的なのは、怒りを感じた時に

「怒ってくれて、ありがとう♡」

と自分に伝えること。

実際にやってみると分かりますが、「ありがとう」と言われるとかえって怒りを表現したい欲求が少なくなります。

なぜならこれは、心の中に感じている怒りの感情に目を向け、「それがあっていいんだよ」とその存在を認めること。

認めてもらえると、怒りを感じているあなたの一部が「分かってもらえた・受けとめてもらえた」と感じて満足するため、少なくとも「キレる」という形で表現する必要がなくなるのです。

もっと自分に優しくなっていいんです

なにごとも、向上心や責任感が強い人ほど「これくらいは出来なければ!」と自分に高いハードルを設定しがち。

そしてそれをクリアできない自分に厳しいセルフトークをくり返してしまいます。

上を目指す人ほど自己否定的になってしまうなんて、ちょっと悲しいですよね。

向上心や責任感が強い分、もっと意識的に自分に優しくなっていいんです。

ふだんから思いやりのある言葉、気持ちを理解し受けとめる言葉を自分自身に伝えていると、心は穏やかになり、自分を信頼できるようになります。

対人コミュニケーションは、まず自分とのコミュニケーションから。

毎日ゴキゲンでいられるようなセルフトークをしてあげてくださいね。

それでは今日はこの辺で。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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