「またキレてしまった」と後悔する日々にサヨナラ ~「キレる人」に共通する背景~

「またキレてしまった」と後悔する日々にサヨナラ ~まずは「キレる」の背景を理解しよう~

忙しい毎日の中では、パートナーや子どもについつい強く怒ってしまうこと、ありますよね。

でももし頻繁に、それも「キレる」というほど激しく怒ってしまうなら、具体的な対策が必要です。

「そんなことは分かってる。自分でも怒りたくないけど、どうしたら抑えられるのか分からないから困ってるのよ!」

という方もいらっしゃるでしょう。

そこで、今日はこの問題を解決するための背景知識として、「キレる人の共通点」をみていきます。

「キレる」という状態がなぜ生まれるのか、その原因を理解するヒントになればと思います。

「キレる」とはどういう状態か

「キレる」とは、怒りや感情を抑えることができなくなり、爆発的に表現してしまうこと。

人間関係などでストレスがかかった時に、大声でどなる、暴言を吐く、暴力をふるう、物に当たる、物を投げる、などをしてしまうことです。

これらは意志をもってやっているというよりも、反射的に出てしまう行動です。

何がきっかけでキレてしまうのか、自分でもよく分からないという人もいます。

一度人前でこれを起こしてしまうと、「キレる人」「キレると何をするか分からない人」という烙印を押されることになります。

またキレてしまったあとには、必ず自己嫌悪がつきもの。

「すぐにキレる私」という自己イメージは、自己肯定感や自尊感情を損なうことにつながります。

「キレやすい人」の共通点

「キレる」人の多くは、以下のような共通点があります。

それは子ども時代から成長する過程で

①家族関係もしくは近しい人間関係で慢性的に深く傷ついてきた

②傷ついた心をしっかりとケアする機会がなかった

③①と②のような環境の中で、物事の解決法として「感情を表現せずガマンする」という手段を使ってきた

すべての人が当てはまるわけではないかもしれませんが、こうしたケースは多いように感じます。

ひとつずつ考えてみましょう。

①家族関係(もしくは近しい人間関係)で慢性的に深く傷ついてきた

これは主に親との関係が多いです。

親がキレる人だったということも多いでしょう。

ヒステリックに怒る母親、何かと手が出やすい父親など。

大好きな両親のそうした姿を見るだけでも、子どもにとってはつらいものです。

もしその矛先が自分に向けられ、暴言や暴力を受けていたとしたら。

安心や安全を感じられず、心に大きな傷を負っていることは間違いありません。

このような環境で育つと、自尊心が低下し、自己価値感が揺らぎます。

また感情の振れ幅が大きくなり、些細な出来事にも過剰に反応する下地ができてしてしまいます。

②傷ついた心をしっかりとケアする機会がなかった

家族関係がたびたび傷つき体験を生むものであった場合、家庭で十分な心のケアを受けることは難しかったでしょう。

特に親自身が心理的な痛みを抱え、それを癒せていない場合はなおさらです。

自分の心の傷を思い出させるような子どもの言動は、親によって抑圧されがちです。

「泣くな」

「ワガママばかり言うんじゃない」

「少しはガマンしなさい」

「自分の好きなことばかりする自分勝手はダメ」

「感情を見せるのは弱いこと」

もしあなたが家族の中で、言葉や態度によってこうしたメッセージを伝えられていたとしたら。

それはあなたの親自身が、その親から伝えられたものなのかもしれません。

ご両親もいつしかその言葉や態度を自分の心に引き継いで、自分に言い聞かせ、子どもに伝えてきたのです。

しかしこれは当然、親に愛されていなかったということではありませんね。

むしろ愛情表現の一つの形だったということの方が多いでしょう。

人は自分が親からしてもらったこと、されたことを子どもに対してするものです。

これを世代間伝播と言います。

愛する人からしてもらった(された)ことを、愛する人にしてあげる(してしまう)。

親という役割を担ったとき、自分の親がしていたことをそのまま子どもにしている自分に気づく。

これは潜在意識レベルでの反射的行動なので、変えたくてもなかなか変えられないことも多いものです。

ですからよほど心理的安全に恵まれた家庭でない限り、家族の中で十分なケアが得られなかったというのはむしろ多数派かもしれません。

心のケアは、家族以外の人からもたらされることもあります。

たとえば学校に通うようになって、愛情深い大人と出逢ったことで温かな交流を得る。

傷ついていることに気づいてくれた大人が、優しい言葉や励ましを与えてくれる。

そんなふうに、周囲の人々によって見守られ、心の支えを感じられるようになる子どももいます。

しかし家庭というプライベートな空間には第三者の目は入りづらく、十分なケアが必要な子どもに届かないということも現実的には多いことです。

③①と②のような環境の中で、物事の解決法として「感情を表現せずガマンする」という手段を使ってきた

上の①②のような環境では、細やかな感情や欲求を親に受けとめてもらうことは難しかったでしょう。

とくに怒りや悲しみ、淋しさといった感情を表に出すことで咎められたり無視されたりすれば、表現することは危険だと感じます。

そのため心の中に押し込め、独りでガマンするようになります。

そしてこれらの感情をネガティブなもの、無い方がよいものとして、感じないようにしようとするのです。

人によっては嬉しい顔や楽しんでいる姿は見せられても、怒りや悲しみは隠してしまい(あるいは自分でも気づきづらく)、自己表現に偏りが見られることもあります。

これは、どんな欲求や感情が受け入れられ、どんな感情が拒否されたかを物語っています。

こうして、大人になってからもネガティブだと認定した感情については表現せず、ガマンする習慣が続きます。

感情とはエネルギーであり、表現せずに飲み込んだとしても無くなるわけではありません。

表現しなかった感情はエネルギーとして体に溜まっていきます。

感じないようにしたり、自分の中だけで処理することをくり返すと、ある時点で臨界点がきます。

堪忍袋がため込んだ感情でパンパンに膨らんでしまうのです。

するとその後は些細な感情的刺激が引き金となって、パンパンな袋が破裂するようにキレてしまうのです。

ここまで、キレる人の多くに共通する背景をみてきました。

キレやすい人は、実は子どもの頃から何らかのつらい感情をため込んできています。

そしてもうこれ以上はムリという状態で、何らかのきっかけによって溜めこんだ感情を発散・解放するためにキレているとも言えます。

ですからキレるのをやめるためには、キレる自分を抑えようとすることは逆効果です。

もう散々自分の気持ちを抑え、溜めてきたのですから。

むしろ心と体に溜めてきた感情を解放することが有効なのです。

その方法はいくつもあります。

まず信頼できる人に話を聴いてもらうこと。

心理カウンセラーやセラピストなど専門家に感情の解放をサポートしてもらうこと。

今感じていること、これまで感じてきたことをノートに書いて解放すること、など。

ちなみに当サロンでは、クリスタルの波動で感情エネルギーを解放するヒーリングを行っています。こちらもお勧めします。

いずれにしても、ストレスがかかったときに爆発して自分も他人も傷つけるのではなく、もっと自分を大切にしながら安全で穏やかな方法で解放していくことが大切です。

その過程ではご自身の細やかな気持ちを感じ、分かってあげるという自己理解も進んでいきます。

普段からパンパンになった堪忍袋をガス抜きし、自分の気持ちを感じ、分かり、癒してあげる。

そんなふうに丁寧にご自身に接していくと、キレる必要がなくなっていることに気づかれるでしょう。